2009年7月22日水曜日

音吉(3)

 音吉は、英国籍をとり、ジョン・マシュー・オトソンと名を変え、シンガポールの女性と結婚し3人の子供がいた。1864年、シンガポールにおいて英国への帰化が認められた。記録によると、3年後50歳で亡くなり、シンガポールのキリスト教徒の墓地に葬られたという。音吉の人生に宣教師を介してのキリスト教・神との出会いがあった。最古の和訳聖書に関わったことで埋もれていた歴史から掘り起こされ、三浦綾子さんの『海嶺』の小説がうまれたという。
           神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々の
          ためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、
          私たちは知っています。
                             ローマ8:28

2009年7月19日日曜日

音吉(2)

 音吉たち3人は、米国ワシントン州に漂着し先住民族マカ族に保護された後、英国のハドソン湾会社に引き取られた。ロンドンを経由してマカオで滞在中、宣教師カール・ギュツラフに日本語を教えると共に聖書の和訳に協力した。1849年イギリス海軍の軍艦マリナー号で浦賀へ通訳、林阿多(リン・アトウ、中国人)として来た。1854年にも日英和親条約の締結のため英国艦隊の通訳として長崎にきた。日本最初の英語教師ラナルド・マクドナルドが長崎にやってきたのは音吉たちの影響があったと言う。1862年にはシンガポールで、江戸幕府の外交使節の一員としての福沢諭吉と出会っている。

2009年7月16日木曜日

くちなしの花が咲いてました


 昨日、天王川公園で賛美してきました。梅雨の晴れ間、蒸し暑い一日でしたが、藤棚の下で8曲歌うことができました。ここの藤の花の開花時期には大勢の人がやってきます。昨日は数人が私たちの前を通って行きました。お母さんと一緒の幼児が私たちのほうをじっとみていました。今度は子供賛美を持って出かけます。

2009年7月12日日曜日

音吉(1)


 音吉は、1832年(13歳)に見習い船員として宝順丸に乗り込み江戸に向かう途中遭難した。1年2ヶ月漂流後アメリカ西海岸に漂着した。乗組員14人のうち生き残ったのは、音吉、久吉、岩吉の3人のみであった。マカ族に保護された後イギリスの会社に引き取られ、マカオで日本に帰る機会を待ってる間に、宣教師ギュツラフの聖書和訳に協力した。“モリソン号”で浦賀沖、鹿児島まで来るが異国船打払令により上陸できなかった。『海嶺』のクライマックス・感動のシーンでもある。この後音吉はギュツラフの元で通訳としての訓練を受け、上海、シンガポールで貿易の仕事をしながら漂流民を助けたと言う。
                     『音吉の足跡を追って』 美浜町企画開発課発行
                     「産経新聞」 日本人の足跡 にっぽん音吉①~⑤ 
                     『日本に帰れなかった男たち』

2009年7月6日月曜日


 去年、一畝だけサツマイモを植え、無事収穫できました。今年は畝を増やして30本苗を植えましたが、枯れて残ったのは5本のみ。植えるのが遅すぎたのです。なかなかうまくいきません。神様は自然を通してもいろいろ教えてくださいます。一つ一つに最善の“時”があることを!野菜もそうですが、私たちの人生にもそれぞれに時があることを。
                   天の下では、何事にも定まった時期があり、
                   すべての営みには時がある。
                                   伝道者の書3:1

2009年7月4日土曜日

世界初の和訳聖書


 愛知県は不思議なところです。コンスタンチノもそうですが、『海嶺』(三浦綾子著)の主人公“音吉”も尾張知多郡小野浦村(美浜町)の生まれで、船頭として船に乗って遭難、漂流したのちアメリカに漂着。助けられたのち日本には帰ってこれなかったのですが、聖書の和訳にかかわっているのです。上海、シンガポールで仕事をしながら、遭難にあった人たちを助け支えたそうです。通訳としても活躍しました。二人ともキリスト教に深く関わっているのです。

2009年7月3日金曜日

もしかしたら・・・


 数年前、不思議なことがありました。ある日、ある時突然“わたし、キリスト教って大嫌い”と言い出したのです。小学校5年生位だったと思いますが、驚きました。それで“クリスマスって知ってる?”“キリスト教ってどんなものか知ってる?”と聞くと、全然、何も知らない。おばあちゃんがそう言ってたというのです。キリシタン禁教・弾圧時代のなごりでしょうか。それともまだ地下にひそかに伝わっているのでしょうか。神様お願いです。眠っているクリスチャンを起こしてください。
                主に感謝せよ。主はまことにいつくしみ深い。
                その恵みはとこしえまで。
                                      詩篇107:1